音楽小説 おすすめ10選【音楽の力で心の底から元気】

音楽小説を読んでいると、直接音楽を聴いているのとはまた違った良さがありますよね。目に見えない音楽を言葉で描写するのって本当に美しいです。

今回はおすすめの音楽小説を紹介します。

興味あるなって思ったらチェックしてみてください!

音楽小説 おすすめ10選

吹部!

弱小で部活動の存続が危ぶまれてた吹奏楽部が、とても個性的な指導者の登場により、全国大会を目指して厳しい練習を繰り返姿を描いた吹奏楽部の青春物語。

魅力的な部員達が心の壁を乗り越えて大人になっていく姿は、輝かしくてとても勇気を貰えました。初めは反発するだけだった生徒達が、目標に向かって努力することを楽しみながらやれるようになっていく姿は見ていて清々しかったです。

顧問であるミタセンのキャラクターがかなり個性的なので、作中かなりギャグっぽいところもありますが、部員の心情の変化や対立を鮮明に描写しているので、リアルな物語になっています!面白いです!

よろこびの歌

音大付属高校の受験に失敗した主人公の御木元玲は、普通科しかない私立高校に進学するが、無気力でやる気のない高校生活を送っていた。合唱コンクールで指揮を任されたのを転機に少しずつ変わっていき、悩みを抱えるクラスの女子達と共に、合唱を通して成長していく物語。

見えない未来に不安を抱えながらも懸命に生きる彼女達の創り上げるハーモニーは、これ以上ない位の美しいものであると感じました。まるで彼女たちの声が聞こえてくるのではないかと思うほど。

自分ではどうにも出来ないことや悩みがたくさんある中で、前を向いて歩くのは大変かもしれない。けれど振り返ったときに、頑張って歩いて良かったと思えたらいいなと思わせてくれる一冊です。

アーモンド入りチョコレートのワルツ

三作品全てがシューマン、バッハ、サティのクラシック音楽をテーマに中学生の日常を綴った短編集。第20回路傍の石文学賞受賞作です。

特別なことが起きたりする物語ではないけれど、何気ない幸せな瞬間が繊細に描写されていて、テーマの音楽と共に、自分の中学生時代をおぼろげに思い出してしまいました。

今の自分でいることが自然であり、みんなそれぞれに違うけど、違うからこそ必要とされているんだと感じさせてくれた。森絵都さんの物語は率直でわかりやすい表現でありながら、シンプルに心の奥に響いてくる文章であり、旋律を聴くような心地よさがあります。

くちびるに歌を

今まで女子生徒しかいなかった合唱部に、臨時の美人顧問目的で入った男子生徒。 男子賛成派反対派と別れて、部の雰囲気が悪くなるものの、最後はみんなでNHK全国音楽コンクール目指して、紆余曲折しながらも前に向かって進んでいく物語です。

生徒たちが抱える悩みや不安、苦しさが痛いほどに伝わってきて、胸がギュッと締め付けられる思いでした。不器用ながらも一生懸命に今を生きる生徒たちに、青春の素晴らしさを改めて感じられる作品です。

色々な悩みがあって、辛い経験もするし、嫌なこともたくさんあるだろうけれど、必死になって今を生きていけば幸せだと思える時もちゃんとやってくる。自分を信じて一歩一歩歩いていこうと思える一冊。

蜜蜂と遠雷

国際ピアノコンクールに参加した才能溢れるコンテスタント達が、十数日間の競争と葛藤の中成長していく物語です。第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞。

小説を読んで、聞こえないはずの音楽が聴こえるという、なかなかない経験をしました。それほどまでに、音楽という目に見えないものを言葉にする描写力がこの作者にはあります。 音楽を言葉で表現するために費やされたたくさんの言葉が、自分もコンサートホールで音楽を楽しんでいる気分になれました。

努力が報われるとは限らない、やり抜いたとしても成果が出ることは保証されない過酷な残酷な世界だけれど、そこで生きたいと願う登場人物にたくさんの勇気を貰いました。

響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ

高校の吹奏楽部で比較的マイナーである楽器ユーフォニアムを吹いている久美子を主人公とした、吹奏楽部の日常を描いた青春小説。

著者が吹奏楽部だったということで、吹奏楽部のことがとても細かく、練習のフラストレーションや焦燥感、本番の高揚感などの描写は、思わず息を吞んで読んでしまいましたし、なによりキャラクターが魅力的なので引き込まれます。

ふんわりとした雰囲気で進む物語が徐々に引き締まっていって、物語が熱くなっていく過程がとても爽快でした。青春の気分を味わいたい人には特におすすめです!

羊と鋼の森 

山で育った青年が調律師となり、自分の才能の有無と葛藤しながら成長していく物語。第13回本屋大賞、第4回ブランチブックアワード大賞2015、第13回キノベス!2016 第1位。

自分には才能があるのか?自分はしっかりと一人前になれるのか?不安を抱えながらも一歩一歩成長し、自分の進むべき道を見つけて行く主人公のリアルな成長に心が熱くなります。調律という仕事の描写や音楽、ピアノについての主人公の心理描写が多く、技術者の苦悩を絶妙に表現しています。

作者の言葉の一つ一つは柔らかくて上品で、優しい文体が読んでいて心地いいです。音を言葉で表すのは本当に難しいことなのに、この本は音を嗅覚や視覚を鮮明に頭の中に訴えてきます。

オヤジ・エイジ・ロックンロール

学生時代以来のエレキギターを再開した50代のサラリーマンのオヤジが主人公が、学生時代以来のバンドを結成し、アマチュアロックコンテストの全国大会を目指す物語。

男はいつでも熱くなったときが青春なんだなという感じが伝わってきました。一つのことに熱くなっているオヤジたちが最高にカッコいいです。物語はシンプルですが、その分ストレートに登場人物の熱意が伝わってきます!

ロックに関するウンチクがてんこ盛りで、ロックのことが詳しくなくても楽しく読めます。仕事はもちろん大事だけれど、音楽でもなんでも、楽しいことや好きなことがあった方が、人生は豊かになるんだということを改めて教えてくれた作品です。。

あとがき

いかがだったでしょうか? 他のジャンルと違った言葉の表現を楽しめますよね。

まだまだお勧めしたいものがあるので、随時更新していきます。

読んで頂きありがとうございました!

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